丹波栗

丹波栗の特長は、甘くて、まろやか、旨みがあり、粒が大きく色つやが良いこと。丹波篠山地方は、昼夜の温度差と激しい気候条件から果実に養分を多く蓄え、身が締まり糖度が増すことから良い栗ができます。

栗の木と実もともと、丹波篠山では古くから栗が栽培され、平安時代初期にはすでに始まり広まっていたようです。その理由は、この地方は栗の生育に適した気候であり、根の張りやすい土壌があります。また、繁殖栽培に必要な接木の技術が導入され、生産が安定したためとも言われています。

そして、良質な丹波栗は朝廷や幕府へ献上される中で、名声が高まり全国的一大ブランドとなったようです。しかし、その生産量は、非常に少なく、本物の丹波栗は入手しづらいのが現状です。

諏訪園での丹波栗の使い方

近隣農家から仕入れた栗は日の光をたっぷり浴び、甘みをぎゅっと蓄えた逸品です。旬の時期は新鮮さを生かし、また使用時期、用途に合わせ、さまざまに加工して使用します。

丹波栗

純栗餡

収穫したての丹波栗をそのままに。丁寧に皮を取り蒸し上げます。栗は丹念に裏ごしし丹波栗本来の味、香りを損なわないように慎重に炊きあげます。

使用のお菓子は通年:純栗羊かん・「栗きんとん 豊楽」
旬の限定:栗もち・栗よせ・栗衣

栗甘露煮

甘露煮

特製シロップでゆっくりゆっくり煮込みます。生栗の風味を閉じ込めています。
砕いたり、刻んだり時にそのまま、粒餡やこし餡にまぜたりして使用します。
使用のお菓子は通年:「丹波栗 せんぐり」・「丹波栗 栗まんじゅう」
「丹波栗 栗大福」・「栗どら」・「ぼたもち」

渋皮栗 蜜漬け

渋皮栗蜜漬け

丹波栗の鬼皮をむき、渋皮が剥がれないように注意し、じっくり炊きあげ、ふっくら、しっとり。こだわりの糖蜜で漬け込みます。
使用のお菓子は通年:「丹波渋皮栗 栗ぱい」 旬の限定:栗蒸しこがし

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